初心者用簡略ルール

麻雀は憶えることが多く、初心者は大変です。4人全員が初心者でもできる簡略ルールを考えました。慣れるに従って徐々に一般ルールに変えて行けばいいのです。

第一段階

これはトランプゲームのように1回ごとの勝負とします。最初に和了(ホウラ)した人が勝者で、ゲームはそれで終わりです。点棒の授受がありませんので、親は単に最初に打牌(ターハイ)する人という意味しかありません。

 

場所決め
4人が好きな場所に座ります。起家決めはサイコロを振って一番大きい人を起家にします。じゃんけんで決めてもいいです。

ゲーム単位
東場の一局だけのゲームで勝ち負けを決めます。最初に和了した人の勝ちです。従って点棒は持ちません。

振り聴(ふりテン)片和了(かたあがり)あり
振り聴は分かりにくいので現物以外は栄和(ロンホー)できるようにします。

0翻縛理
役はなくても和了できるようにします。3牌ずつのセット4組と雀頭の1組ができれば和了とします。

第二段階

一翻縛理の導入
現在の麻雀の基本ルールの一つです。そろそろ基本的な役は頭に入っているでしょう。どうしても役がない場合は門前清(メンゼンチン)にしてリーチをかけるクセを付けましょう。リーチは一翻役です。

第三段階

点数計算の導入
正式な計算は結構難しく、普通に麻雀をしていても点数計算できない人が多いです。誰かが計算してくれるのでゲームはできます。正式な計算方法は点数計算の項を参照願います。
ここでは、簡便法を採用します。複雑な符の計算を省略していますが、これで充分ではないかと思います。実際に満貫以上には符の計算はありません。
子の一翻を1000点とし、二翻を2000点、三翻を4000点、四翻を8000点と倍々にして行きます。栄和の場合は、放銃者が一人でこの点棒を払えばいいわけです。自模和の場合は、親が半分、子が1/4を払えばいいわけです。100点単位で切り上げですから、一翻では親が500点、子が300点となります。
親が和了した場合は、全て、この1.5倍となります。

以下に一覧表を掲載します。それぞれの相関関係がわかり、すぐ覚えられます。


第四段階

東場だけの4局で、親の連荘はなしとします。半荘戦にしない理由は初心者4人の場合時間がかかりすぎるからです。慣れてきたら東南半荘戦にしていけばいいと思います。目安は、半荘戦で連荘ありでも45分から1時間です。

第五段階

点棒を27000点持ち、30000点返しとします。また、親の連荘を入れて行きます。

其の他のルール

ここまで来ればゲームを楽しむことができます。その他のルールの対応を書きます。
  
ノーテン罰符
麻雀は和了するゲームであり、聴牌を競うゲームではありません。ノーテン罰符は外道のルールですので、通常のルールでも導入は見送ってもいいです。


二翻縛理
たとえ親が5連荘しても慣れないうちは、錯和(ツオホー、ちょんぼ)が出やすいので二翻縛理にしなくていいと思います。やったらやったでそれほど難しくはありません。


錯和等の罰則
慣れないうちは錯和は出やすいので、満貫払いとはせず、和了放棄のみとする。初心者同士がやっていて満貫払いはせちがらすぎます。


振り聴片和了
「振り聴片和了あり」のルールが結構流通していますので、これでいいとも思いますが、「振り聴片和了なし」も知っておく必要があります。

 

初心者には麻雀牌とマットのセットもあります。